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2006.7.13 オギノ式の誕生の番組を見て

先日、NHKの「そのとき歴史は動いた」で、オギノ式の誕生について、
また、それを発見した荻野久作先生について放送していました。

オギノ式」という言葉、レディースクリニックのHPを見られている皆様なら、
今まで1度くらいはは耳にされたことがあるかと思います。
オギノ式とは、月経周期と排卵の関係です。
結論から言うと、その関係は、
“女性の排卵期は、次回の予定月経の12~16日前の5日間である”
と、荻野氏によって位置づけられました。
この学説は、日本人の一医者がどのようにして研究して得られた結論なのか、私はこれまで知りませんでした。

荻野氏は、東京から新潟へ赴いた勤務医で、多くの女性から、
避妊法や不妊について相談を受け、女性の排卵期を知る研究を始めました。
月経と排卵の関係についてなかなか法則性が見つけられなかったときに、
患者様のひとりが、排卵痛であろうと思われる毎月の腹痛を、
「決まって、次の月のもの(月経)がくる2週間前になると痛みます」と表現したことにより、
「月経より○日後に排卵」ではなく、「次の月経の○日前」という考えにいたったそうです。

しかし、新潟の一勤務医の画期的過ぎる学説は、発表後も全く注目されず、
荻野氏は自費でドイツへ渡り、その学説を再度発表しています。
以外にも、その説はキリスト教信者に大きな影響を及ぼしました。
当時、キリスト教では一切の受胎調節、避妊が認められていませんでしたが、
ときのローマ法王が、「自然の摂理に反することの無い受胎調節法」として、
オギノ式を容認したことから、世界に広まっていったそうです。

1人の患者様の発言に、荻野氏がきちんと耳を傾けていたことにより、
導き出された発見が、いま世界中で知られる「オギノ式」になったんですね。
症状を体験されている患者様の言葉が、どれだけ大切なものか、考えさせられました。

しかし、現代では「オギノ式」は避妊法としては有効であるとは言えません。
次の予定月経から推定する排卵日はあくまでも「憶測」にすぎず、
現在は低用量ピルなどの、より避妊効果の高い方法が存在します。
その基礎として、「オギノ式」の基本的な考え方を、より多くの人に知っていただけたらいいと思います。

日記が大変長くなってしまいました。これだけ書けるほど、久しぶりにテレビ番組を楽しみました。
しかし、まだ一応若いのに、久しぶりに楽しんだ番組がこれとは、若さが足りない気がします(^_^;
明日は、ななちゃんと遊んで若さを取り戻します!!(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

staff T
by keiko-lc | 2006-07-14 01:09 | Staffの日記


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